原付バイクの鍵を紛失してしまった時の絶望感は計り知れませんが、そんな事態に備えて、あるいは万が一の紛失後に、スペアキーを作成しておくことは非常に重要です。スペアキーがあれば、メインキーを無くしてもバイクに乗れなくなる事態を防げますし、鍵の閉じ込み(インロック)時にも役立ちます。では、原付のスペアキーはどこで、いくらくらいで、どのように作成できるのでしょうか。まず、スペアキーを作成できる場所ですが、主に「バイクショップ(ディーラー含む)」と「街の鍵屋さん(合鍵専門店)」が挙げられます。バイクショップ、特にメーカーの正規ディーラーであれば、純正のキーブランク(加工前の鍵)を使って、確実なスペアキーを作成してもらえます。キーナンバーが分かっていればスムーズですが、分からなくても車体番号などから照会して作成できる場合が多いです。ただし、純正キーの取り寄せや作業に時間がかかる場合があり、料金も比較的高めになる傾向があります。一方、街の鍵屋さんでは、比較的安価で、かつ短時間でスペアキーを作成してもらえる可能性があります。一般的なギザギザの鍵であれば、数百円から千円程度で、数分から十数分で作成できることが多いでしょう。ただし、鍵屋さんによっては、原付の鍵に対応していなかったり、キーブランクの在庫がなかったりする場合もあります。また、使用するキーブランクが社外品になることが多く、純正品に比べて精度や耐久性が若干劣る可能性も考慮する必要があります。料金の目安としては、前述の通り、シンプルなギザギザの鍵であれば、鍵屋さんで数百円~千円程度、バイクショップ(ディーラー)で千円~数千円程度が相場です。シャッターキー付きの鍵や、特殊な形状の鍵の場合は、これよりも高額になります。スペアキーを作成する際の注意点としては、必ず元となる鍵(マスターキー)を持参することです。コピーの精度は元鍵の状態に左右されるため、摩耗が少ない鍵から作成するのが理想です。また、防犯上の観点から、スペアキーを作りすぎないこと、そして作成したスペアキーは適切に保管することが大切です。信頼できる場所に依頼し、質の高いスペアキーを作成して、万が一に備えましょう。
原付スペアキー作成完全ガイド料金場所注意点