我が家のリビングのドアは、長年の悩みの種でした。蝶番の具合なのか、建て付けの問題なのか、少し力を入れて閉めようものなら「バタン!」と家中に響き渡る轟音を立てるのです。特に子供たちが小さい頃は、遊びに夢中になって勢いよくドアを閉めるたびに、心臓が縮む思いでしたし、寝ている赤ちゃんを起こしてしまうこともしばしば。何度注意してもなかなか直らず、半ば諦めかけていました。そんなある日、友人宅を訪れた際に、そこのドアがどれも静かに、ゆっくりと閉まることに気づきました。理由を尋ねると、「ドアクローザーを付けているからだよ」と教えてくれたのです。ドアクローザーという存在は知っていましたが、玄関ドアのような重いドアに付けるもの、というイメージしかありませんでした。室内のドアにも付けられるのか、と半信半疑でしたが、友人の話を聞き、インターネットで調べてみると、室内ドア用のコンパクトなドアクローザーがたくさんあることを知りました。価格もそれほど高くなく、DIYで取り付けられそうだということも分かり、「これだ!」と早速購入を決意。取り付け作業は、思ったよりも簡単でした。説明書を読みながら、指定された位置にネジで固定していくだけ。小一時間ほどで取り付けは完了しました。そして、期待と不安を胸にドアを閉めてみると…感動的でした。あれほど轟音を立てていたドアが、まるで高級ホテルのドアのように、すーっと静かに閉まるのです。手を離しても、最後のところでクッションが効いて、音もなくピタッと閉まります。調整ネジで閉まる速度を微調整できるのも便利でした。ドアクローザーを取り付けてからというもの、家の中の騒音が一つ減り、格段に快適になりました。子供たちがドアを閉める音にビクビクすることもなくなりましたし、何より私自身のストレスが大幅に軽減されました。もっと早く導入すればよかった、と心から思っています。もし、同じようにドアの閉まる音に悩んでいる方がいたら、室内ドア用ドアクローザーの設置を強くお勧めします。小さな投資で、大きな安らぎが得られますよ。
バタンと閉まるドアを静かにした私の記録